グランタブロー第3回|ハウス読みとは?カードが置かれた「場所」に注目してみよう
グランタブローでは、36枚のカードをすべて並べます。
第1回では、まず36枚を一枚ずつ細かく読むのではなく、「全体を眺める」ことから始めました。
第2回では、紳士・淑女のカードを目印にして、人物カードの周囲や、もう一人の人物カードとの距離、そして2人の間にあるカードを見ていきました。
そして今回は、そこからもう一歩進んで、
「カードが置かれている場所」
に注目してみます。
グランタブローには、「ハウス」と呼ばれる読み方があります。
最初は少し難しそうに感じるかもしれません。
でも、考え方はそれほど難しくありません。
簡単に言えば、
「その場所には、もともと決められたテーマがある」
というものです。
今回は、ハウスとは何なのか、どうやってカードと組み合わせて読むのかを、できるだけシンプルに見ていきましょう。
“このカードはどのお部屋にいるのかな?”って見てみようね。
ハウスって何?
まず、「ハウス」という言葉から見てみましょう。
ハウスは英語で「家」という意味です。
グランタブローでは、36枚を決められた順番に並べたとき、それぞれの場所を「○○のハウス」として考えます。
たとえば、
1番の場所 =🐎 騎士のハウス
24番の場所=❤️ ハートのハウス
28番の場所=🤵 紳士のハウス
29番の場所=👰♀️ 淑女のハウス
というように、それぞれの場所に対応するカードがあります。
つまり、36枚のカードを並べるとき、そこには「カードが置かれる場所」と「その場所が持っているテーマ」があるのです。
ここが、ハウス読みの基本です。
たとえば、淑女のカードがハートのハウスに置かれていたとします。
すると、
淑女=自分
に加えて、
ハートのハウス=愛情や恋愛に関するテーマ
という情報が加わります。
そのため、
「今の自分は、愛情や人とのつながりに関するテーマと深く関わっているのかもしれない」
というように読むことができます。
これが、ハウス読みの基本的な考え方です。
カードそのものと「ハウス」は別に考える
ここは、最初に少し戸惑いやすいところです。
たとえば、ハートのカードが出てきたとします。
ハートそのものには、愛情や恋愛、好きという気持ちなどの意味があります。
ところが、グランタブローでは、
「ハートのカードが、どのハウスにいるのか」
を見ることもできます。
つまり、
カードそのものの意味
と
そのカードが置かれているハウスの意味
は、別々に考えます。
そして、その2つを組み合わせていきます。
たとえば、ハートのカードが太陽のハウスにいたとしましょう。
ハートは「愛情や恋愛」。
太陽のハウスは「喜びや成功、明るさ」などのテーマ。
すると、
「愛情や恋愛に関することが、明るい方向へ進む可能性」
など、2つのテーマを重ねて考えることができます。
もちろん、これだけで未来を断定するわけではありません。
周囲のカードや質問内容なども合わせながら、全体として読んでいきます。
36個のハウスには、それぞれ対応するカードがある
ハウス読みでは、36個の場所に、それぞれルノルマンカードが対応しています。
順番は、通常のカード番号と同じです。
たとえば、
1番 騎士のハウス
2番 クローバーのハウス
3番 船のハウス
4番 家のハウス
というように続いていき、
24番 ハートのハウス
28番 紳士のハウス
29番 淑女のハウス
など、36番まであります。
最初から36個全部を暗記する必要はありません。
むしろ、最初に全部覚えようとすると、グランタブローそのものが難しく感じてしまうかもしれません。
まずは、
「ハウスには、それぞれ対応するカードがある」
ということだけ覚えておけば大丈夫です。
実際にグランタブローを読んでいくうちに、少しずつ覚えていけばいいのです。
ハウスを見るとき、最初に何を探す?
では、実際のグランタブローでハウスを読むときは、どこから見ればいいのでしょうか。
第2回では、まず人物カードを探しました。
今回も、その考え方を使ってみましょう。
たとえば女性が自分について占うなら、
淑女カード=自分
として見ていきます。
そして、淑女カードが置かれている位置を確認します。
その場所が、たとえばハートのハウスだったとしましょう。
すると、
「自分を表す淑女カードが、ハートの場所にいる」
ということになります。
ここから、
「今の自分にとって、愛情や人とのつながりが大きなテーマになっているのかもしれない」
と考えることができます。
第2回で見た「人物カードの周囲」に、今度は「人物カードがいる場所」という情報が加わったわけです。
同じカードでも、いる場所によって見え方が変わる
ハウス読みのおもしろいところは、同じカードでも、置かれている場所によって見え方が変わるところです。
たとえば、太陽のカードが出ていたとします。
太陽には、成功、喜び、明るさ、生命力などのイメージがあります。
でも、その太陽がどのハウスにいるかを見ると、
「何についての明るさなのか」
を考えるヒントが増えてきます。
たとえば、ハートのハウスに太陽があれば、
「愛情や恋愛に、明るいエネルギーがある」
と考えられます。
一方、仕事に関係するカードのハウスに太陽があれば、
「仕事や活動に、喜びや成功のテーマがある」
と考えることもできます。
このように、
カードだけを見るのではなく、そのカードがどこにいるのかを見る。
それによって、カードの意味をもう少し具体的にしていくことができます。
まずは「カードがハウスに入る」と考えてみよう
ハウス読みを難しく考えなくても大丈夫です。
最初は、カードが「お部屋に入っている」とイメージすると分かりやすいかもしれません。
たとえば、
❤️ ハートのカードが、🌞 太陽のお部屋に入っている。
と考えます。
すると、
ハート=愛情
+
太陽=明るさ・喜び
という2つのテーマを一緒に見ることができます。
反対に、
🏔️ 山のカードが、❤️ ハートのお部屋に入っている。
と考えた場合は、
山=障害・停滞
+
ハート=愛情・恋愛
となります。
そのため、恋愛について占っているなら、
「愛情や恋愛に関することで、進みにくさや距離を感じるテーマがあるのかもしれない」
と考えることができます。
もちろん、これもカード1枚だけで答えを決めるものではありません。
周囲に何があるのか、人物カードとの距離はどうなのかなど、これまで見てきた情報と合わせて考えていきます。
実際にハウス読みをしてみよう
ここまでの内容を、ひとつの例で見てみましょう。
女性が、
「これからの恋愛について知りたい」
と占ったとします。
そして、👰♀️ 淑女カードが ❤️ ハートのハウスに置かれていたとしましょう。
まず、
淑女=自分
です。
そして、
ハートのハウス=愛情や恋愛のテーマ
です。
すると、
「今の自分自身が、愛情や恋愛に関するテーマの中にいる」
と考えることができます。
さらに、淑女の周囲に花束や太陽などがあれば、
「愛情や恋愛に関するテーマが、自分にとって嬉しい方向へ動いていく可能性」
など、周囲のカードも合わせて読んでいくことができます。
反対に、淑女の近くに山や雲があれば、
「恋愛について、今は迷いや進みにくさを感じているのかもしれない」
と考えることもできます。
このように、
ハウスだけで答えを出すのではなく、ハウスを新しい情報として加えていく
のがポイントです。
ハウスとカードの意味が同じようなときは?
では、カードとハウスが似たテーマを持っていたらどうでしょうか。
たとえば、
❤️ ハートのカードが、❤️ ハートのハウスにいる。
という場合です。
このようなときは、ハートのテーマが強く表れていると考えることができます。
愛情や恋愛、人とのつながりなどが、その盤面の中で目立つテーマになっている可能性があります。
これは、カードとハウスの意味が重なることで、
「そのテーマがより強調されている」
と考えると分かりやすいでしょう。
ただし、ここでも「必ずこうなる」と決めつける必要はありません。
周囲のカードや質問内容を見ながら、全体の流れの中で判断していきます。
反対に、カードとハウスの意味が違ったら?
では、
🏔️ 山のカードが、❤️ ハートのハウスにいる。
ような場合はどうでしょうか。
山は、障害や停滞、進みにくさなどを表します。
ハートは、愛情や恋愛のテーマです。
この2つを組み合わせると、
「恋愛や愛情に関することで、進みにくさを感じる」
というように読むことができます。
ここで大切なのは、
「山が出たから悪い」
と考えないことです。
ハートのハウスに山がいるからこそ、
「どんな部分に進みにくさがあるのだろう?」
と質問を深めることができます。
ハウスは、カードの意味を良い・悪いに分けるためのものではありません。
「そのカードのテーマが、何について表れているのか」
を見るための手がかりのひとつです。
人物カードのハウスを見ると、さらに分かりやすい
第2回では、紳士・淑女のカードを中心に読みました。
そのため、ハウス読みを始めるときも、まずは人物カードから見てみるのがおすすめです。
たとえば、
淑女=自分
としているなら、
「淑女はどのハウスにいる?」
と確認します。
その場所がハートのハウスなら、愛情や恋愛。
仕事に関係するハウスなら、仕事や活動。
家に関係するハウスなら、家庭や生活。
というように、
「今の自分が、どんなテーマの部屋にいるのか」
を見ることができます。
これは、グランタブローを読むときの、ひとつの目印になります。
ハウスの意味を全部暗記しなくても大丈夫
ここまで読んで、
「36個もあるなら、全部覚えないといけないの?」
と思った方もいるかもしれません。
大丈夫です。
最初から36個全部を暗記する必要はありません。
ルノルマンカードの意味を覚えていくのと同じように、少しずつ慣れていけば大丈夫です。
まずは、自分がよく使うカードのハウスから覚えていくのもいいでしょう。
たとえば、
24番=❤️ ハートのハウス
28番=🤵 紳士のハウス
29番=👰♀️ 淑女のハウス
など、人物やよく登場するテーマから少しずつ覚えていく方法もあります。
そして実際にグランタブローを読むときは、一覧表を見ながら確認しても構いません。
カード占いは、すべてを暗記してから始める必要はありません。
使いながら覚えていく。
それくらいの気持ちで大丈夫です。
ハウスだけで未来を決めない
ここも、とても大切なところです。
ハウス読みを覚えると、
「このカードがこのハウスだから、こうなる!」
と答えを決めたくなるかもしれません。
でも、グランタブローは36枚のカードを使った大きな展開です。
ひとつのカードとハウスだけで、すべてを判断する必要はありません。
たとえば、
カードそのものの意味
↓
そのカードがいるハウス
↓
周囲のカード
↓
人物カードとの距離
↓
質問の内容
というように、少しずつ情報を重ねていきます。
そうすると、ひとつのカードだけでは分からなかったことが、少しずつ見えてきます。
第2回で見た「距離」と、今回の「ハウス」も、別々の読み方として切り離す必要はありません。
必要に応じて、組み合わせながら読んでいけばいいのです。
今回覚えておきたいこと
今回の内容を、全部覚えなくても大丈夫です。
まずは、この4つを覚えておきましょう。
① グランタブローには36個のハウスがある
↓
② それぞれの場所に、対応するカードがある
↓
③ カードの意味と、ハウスの意味を組み合わせて読む
↓
④ ハウスだけで答えを決めず、周囲のカードや質問内容も合わせて見る
これだけ分かっていれば、ハウス読みの最初の一歩は十分です。
第2回では、
「人物カードの周りには何がある?」
と見ました。
今回は、そこに、
「その人物カードは、どの部屋にいる?」
という視点を加えました。
同じカードでも、置かれている場所が変われば、見えてくるテーマも変わってきます。
これが、グランタブローの面白さのひとつです。
“どのお部屋にいるか”を見ると、もうひとつお話が見えてくるんだよ。
次回は「ハウスとカードの組み合わせ」をもう少し深く
第1回では、
36枚を並べて、まず全体を見る。
第2回では、
人物カードを見つけて、周囲や距離を見る。
そして第3回では、
カードが置かれている「場所=ハウス」に注目しました。
ここまで分かると、グランタブローの盤面が少しずつ立体的に見えてきます。
でも、まだ気になることがありますよね。
「カードとハウスを組み合わせるとき、どこまで読めばいいの?」
「ハウスの意味とカードの意味が全然違ったら、どう考えるの?」
「複数のカードをどうつなげれば、ひとつの文章になるの?」
次回は、そんな疑問に答えながら、ハウスとカードの組み合わせを実際の例で読んでみます。
カードの意味を一つずつ覚えるだけではなく、カード同士をつなげて、ひとつの状況として読む。
少しずつ、グランタブローらしい読み方に近づいていきましょう。
ひとつずつの言葉が、どんなお話になっていくのか見てみようね。
→ グランタブロー第4回|ハウスとカードを組み合わせて読む方法
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
にほんブログ村
コメント
コメントを投稿