グランタブロー第5回|カード同士をつなげて読む方法

第4回では、カードそのものの意味と、カードが置かれているハウスを組み合わせて読む方法を見てきました。

ここまで来ると、グランタブローの盤面から、少しずついろいろな情報が見えてくるようになります。

でも、まだひとつ気になることがあります。

それは、

「カードとカードは、どうやってつなげて読むの?」

ということです。

たとえば、グランタブローの中に、

❤️ハートと 💐花束があったとします。

ハートは愛情。

花束は喜びや好意、嬉しい出来事。

では、この2枚が近くにあったら、どう読むのでしょうか。

「愛情」と「喜び」という意味を、それぞれ別々に覚えて終わりでしょうか。

いいえ。

ここから、カードをひとつのお話としてつなげていきます。

今回は、グランタブローを読むうえでとても大切な、

「カード同士をつなげる」

という考え方を、初心者の方にも分かりやすいように見ていきましょう。

カードを一枚ずつ見るだけじゃなくて、
カード同士をおしゃべりさせてみよう。
どんなお話になるのかな?

カードは一枚だけで読まなくてもいい

ルノルマンカードを覚え始めた頃は、どうしても一枚ずつの意味を考えます。

たとえば、

❤️ ハート=愛情

💐 花束=喜び・好意

🏔️ 山=障害・停滞

🗝️ 鍵=解決・重要なこと

というようにです。

もちろん、カード一枚一枚の意味を知ることは大切です。

でも、グランタブローでは、カードが36枚並んでいます。

そのため、カードは一枚ずつ孤立しているわけではありません。

近くにあるカードと関係しながら、ひとつの状況を作っています。

たとえば、

ハート+花束

なら、

「愛情に嬉しい出来事」

「好意を感じる関係」

などと、二つの意味をつなげることができます。

これが、カード同士を読む最初の一歩です。


まずは2枚だけで考えてみよう

いきなり36枚全部をつなげようとすると、とても難しくなります。

ですから、最初は2枚だけで考えてみましょう。

たとえば、

❤️ハート+💐花束

です。

まず、それぞれの意味を確認します。

ハート=愛情・恋愛・心のつながり

花束=喜び・好意・嬉しい出来事

ここから、短い言葉にしてみます。

「愛情に喜び」

これだけでも、ひとつの方向性が見えてきます。

恋愛について占っているなら、

「嬉しい気持ちになれる恋愛」

「相手からの好意」

「楽しい交流」

などと、少しずつ文章にできます。

最初から一つの答えに決めなくても大丈夫です。

いくつかの可能性を思い浮かべて、その中から質問内容や周囲のカードに合うものを選んでいきます。


カードを「+」でつないでみる

初心者のうちは、カードをつなげるときに「+」で考えると分かりやすいかもしれません。

たとえば、

❤️ハート+💐花束 なら、 愛情+喜び

🏔️山+🗝️鍵 なら、 障害+解決

⛅️雲+🛣️道 なら、 迷い+選択

この段階では、まだきれいな文章にしなくても構いません。

まずは、

「この2枚には、どんな関係がある?」

と考えてみます。

すると、カードの意味が単語から少しずつ状況に変わっていきます。

カードの順番も少し意識してみる

2枚をつなげるときは、カードの順番も意識してみましょう。

たとえば、

ハート → 花束

と並んでいたとします。

すると、

「愛情から、喜びへ」

「愛情に嬉しい展開が加わる」

というように読むことができます。

反対に、

花束 → ハート

なら、

「嬉しい出来事から、愛情へ」

「好意が愛情につながっていく」

というように考えることもできます。

もちろん、2枚の順番だけで厳密な未来の流れを決める必要はありません。

ここで大切なのは、

「カードを並んだ順番で、ひとつの流れとして見てみる」

ということです。

この感覚に慣れてくると、カードが単なる単語ではなく、少しずつ文章のように見えてきます。


例①「ハート+花束」を読んでみる

では、実際に2枚を読んでみましょう。

今回は、恋愛について質問したとします。

❤️ハート → 💐花束

が出ました。

ハートは愛情。

花束は喜びや好意、嬉しい出来事。

まずは、

「愛情+喜び」

と考えます。

そこから、

「恋愛に嬉しい出来事が起こる」

「相手から好意を感じる」

「楽しい時間を過ごす」

など、質問に合う言葉へ変えていきます。

ここで、ひとつ注意したいことがあります。

カード2枚だけを見て、

「絶対に告白される!」

などと具体的な出来事まで決めてしまう必要はありません。

まずは、

「恋愛に明るく嬉しいテーマがある」

くらいから始めて大丈夫です。

そのあと周囲のカードを見ることで、さらに具体的な情報を加えていきます。


例②「山+鍵」を読んでみる

次は、少し違う組み合わせです。

🏔️山 → 🗝️鍵

と出たとします。

山は障害や停滞。

鍵は解決や突破口。

まずは、

「障害+解決」

と考えます。

ここから、

「進みにくかったことに解決の糸口が見つかる」

「問題を越えるための方法が見つかる」

などと読むことができます。

この組み合わせは、山だけを見るのとは少し印象が違います。

山があるからといって、

「進まない」

で終わりではありません。

その先に鍵があることで、

「では、この障害をどう越える?」

という読み方ができるようになります。

カード同士をつなげることで、ひとつのカードだけでは見えなかった流れが見えてくるのです。


例③「雲+道」を読んでみる

もうひとつ見てみましょう。

⛅️雲 → 🛣️道

雲は、 迷い・不安・不透明さ

道は、 選択・分岐・方向

などを表します。

すると、

「迷い+選択」

となります。

これを文章にすると、

「迷いながら、何かを選択する」

「先がはっきりしない中で、方向を決める」

などと考えられます。

ここでも、

「迷っているから悪い」

とは限りません。

迷いながらでも、自分で道を選ぶことはできます。

カードの組み合わせは、必ずしも「良い・悪い」を決めるためのものではありません。

「今、どんな状況があるのか」

を見つけるために使うこともできます。


3枚になると、少し「文章」らしくなる

2枚の組み合わせに慣れてきたら、次は3枚です。

たとえば、

❤️ハート → 💐花束 → 🗝️鍵

があったとしましょう。

一枚ずつ見ると、

ハート=愛情

花束=喜び・好意

鍵=解決・重要なこと

です。

これをつなげてみると、

「愛情に嬉しい出来事があり、それが大切な展開につながる」

などと読むことができます。

ここまで来ると、少し文章らしくなってきましたね。

でも、最初からこの文章を思いつく必要はありません。

まずは、

愛情 → 喜び → 鍵

と単語を並べるだけでも十分です。

そこから、自然な文章にしていきます。


3枚全部を同じ強さで読まなくてもいい

3枚並んでいるからといって、必ず3枚を同じくらい詳しく読む必要はありません。

たとえば、

👰‍♀️ 淑女 →❤️ ハート →💐 花束

なら、淑女が自分を表している場合、

「自分 → 愛情 → 喜び」

という流れを見ることができます。

一方、

👰‍♀️ 淑女 →🏔️ 山 →🗝️ 鍵

なら、

「自分 → 障害 → 解決の糸口」

という流れになります。

このように、人物カードが入っていると、誰のことなのかが分かりやすくなります。

第2回で人物カードを大切にしたのは、ここにもつながっています。

グランタブローでは、これまでに見てきた読み方が、少しずつつながっていくのです。


カード同士が近いほど、必ず強いとは限らない

ここで、ひとつ注意しておきたいことがあります。

グランタブローではカード同士の距離を見ることがありますが、

「近い=必ず強い」

と単純に決める必要はありません。

カードの位置関係や質問内容、人物カードとの関係など、いろいろな情報があります。

たとえば、気になる2枚が近くにあれば、

「この2枚は関係がありそうだな」

と注目することはできます。

でも、そこからすぐに断定するのではなく、周囲のカードも確認します。

第2回で見た「距離」と、第4回で見た「ハウス」、そして今回の「カード同士のつながり」を、必要に応じて組み合わせていきます。

ひとつの読み方だけで全部を説明しようとしなくて大丈夫です。


ハウスとカード同士のつながりを一緒に見る

ここで、第3回・第4回で見てきたハウスも加えてみましょう。

たとえば、

❤️ ハート →💐 花束

という2枚があって、ハートが太陽のハウスにいたとします。

まず、カード同士では、

ハート+花束=愛情+喜び

です。

そしてハートが太陽🌞のハウスにいるので、

愛情に明るいテーマがある

という情報も加わります。

すると、

「愛情に明るいエネルギーがあり、さらに嬉しい交流や出来事につながっていく」

というように、少しずつ読みを深めることができます。

このように、

カードの意味

+

ハウス

+

カード同士のつながり

と、情報を重ねていくことができます。

これが、グランタブローの読み方が少しずつ立体的になっていく理由です。


「カードをつなぐ」ときは、物語を作る感覚で

カード同士を読むのが難しいと感じたら、少し発想を変えてみましょう。

カードを「意味の一覧」として見るのではなく、

「このカードたちは、何のお話をしているんだろう?」

と考えてみます。

たとえば、

⛅️ 雲 →🛣️ 道 →🗝️ 鍵

なら、

「迷っている」

↓

「選択する」

↓

「答えや解決の糸口が見つかる」

という、小さな物語にすることができます。

もちろん、カード占いなので、実際の出来事を一つに決めつける必要はありません。

大切なのは、

カードを単語のまま終わらせず、つながりとして見ること。

これだけです。


カードをつなぐときに迷ったら

どうしても読み方が思いつかないときは、次の3つを自分に質問してみてください。

「このカードは何を表している?」

「次のカードは何を表している?」

「この2つを一緒にすると、どんな状況になる?」

たとえば、

🏔️ 山+🗝️ 鍵

なら、

山=障害

鍵=解決

なので、

「障害+解決」

↓

「障害を解決する」

↓

「進みにくかったことに突破口が見つかる」

というふうに、一段ずつ文章にしていきます。

最初から完璧なリーディングをしようとしなくて大丈夫です。

カードの意味を、ひとつずつ言葉にしていく。

それだけでも、十分な練習になります。


今回覚えておきたいこと

今回のポイントをまとめてみましょう。

① カードは一枚ずつだけで読まなくてもいい

↓

② まずは2枚をつなげてみる

↓

③ 「+」で考えると分かりやすい

↓

④ 慣れてきたら3枚を流れとして見る

↓

⑤ ハウスや周囲のカードも加えて、少しずつ読みを深める

これだけ覚えておけば十分です。

最初から36枚すべてを物語のように読めなくても大丈夫。

まずは、

「この2枚、何を話しているのかな?」

くらいの気持ちで見てみてください。

ルノルマンカードは、単語を覚えるだけではなく、カード同士をつないだときに、少しずつ物語が見えてくるところが面白いところです。

カードを一枚ずつ覚えていたときより、
カード同士をつないでみると、
お話が少しずつ濃くなってくるよ。

次回は「人物カードを中心に、実際の盤面を読んでみる」

ここまでで、グランタブローの読み方が少しずつ増えてきました。

第1回では、

36枚を並べて、まず全体を見る。

第2回では、

人物カードを見つけて、周囲や距離を見る。

第3回では、

カードが置かれている場所=ハウスを見る。

第4回では、

カードとハウスを組み合わせる。

そして第5回では、

カードとカードをつなげて読む。

と、少しずつ見えるものが増えてきました。

ここまで来ると、そろそろ実際のグランタブローを見ながら読んでみたくなりますよね。

次回は、いよいよ人物カードを中心にして、実際の盤面を少しずつ読んでみます。

「淑女の周りには何がある?」

「そのカードはどのハウスにいる?」

「近くのカードとは、どんなつながりがある?」

これまで第1回から積み重ねてきた読み方を、一つの盤面の中で組み合わせてみましょう。

いきなり36枚全部を読むのではなく、まずは「ここを見ればいいんだ」という場所から、一緒に追っていきます。

次はいよいよ、実際のカードを見ながら読んでみよう。
今まで覚えたことを、少しずつ使ってみるよ。

→ グランタブロー第6回|人物カードを中心に実際の盤面を読んでみよう(更新予定)

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